こんにちは。
今回はX100Vのクラシックネガで動画撮影をしてみました。
X100Vは見た目こそクラシックカメラですが最新のデジカメなので動画も4K撮影が可能です。
もうカラーグレーディングとか難しいことなんていりません。富士フイルムの色味をそのまま楽しみましょう。
サンプルとして短い動画を作りました。4K 30Pで撮っています。
色味とかは無編集で、クラシックネガそのままなので何かの参考になれば幸いです。
4K撮影もできるX100Vですが、スチルがメインですので動画撮影には細かい制限があります。
X100Vの動画機能を確認しましょう。
X100Vの動画機能(4K 30P、ハイスピード動画、Log撮影)
X100Vは4K撮影が可能ですが、連続撮影時間が10分と制限がかかっています。
Full HD撮影でも連続撮影時間は15分が限界ですので、長時間の動画撮影は出来ない機種になります。
機能自体は本格的ですが、あくまでオマケ的な機能だということですね。
4Kのフレームレートは30Pまでです。
Full HDだと60P撮影が可能なので、滑らかな動画を撮りたい時はFull HDで撮りましょう。
面白いのはハイスピード動画が撮れるところです。スローモーション撮影のことですね。
最大6分と短いですが、ハイスピードなので長時間撮ることも無いので問題ないでしょう。
旅先でちょっと動画を撮りたいなっていう時に活躍しそうです。
またX100VはLog撮影にも対応しています。
動画機能としては上位機種とそれほど変わらないスペックとなっていますね。
Log撮影できるのは朗報かもしれませんが、富士フイルムの色味はすばらしいのでLog撮影する必要はそれほどないと思いますし
動画を本気でやりたい人はX-T4とかの上位機種を購入した方が幸せになれると思います。
X100Vは写真を連続で撮ってると本体が温かくなっているなと感じることが多いです。
動画撮影時間が短い理由も冷却システムが貧弱なのが原因なのかなと思います。
制限時間ギリギリの撮影を繰り返すのは故障の原因にもなるかもしれないのでおまけ的に使った方が無難かと思います。
故障しないための制限時間だとは思いますけどね。
X100Vの動画メニュー確認
実際にX100Vで動画メニューを見てみましょう。
X100Vの動画選択はファインダー右側にあるDRIVE DELETEをクリックしてメニューから選択します。
動画撮影するまでにステップがありますね。この方式からもわかるように動画機能はおまけです。
画素数やフレームレートの選択はメニュー画面から行います。
メニュー自体はわかりやすいですが、メニューの奥の方にあるので即時に変更はできません。
カスタム登録もできませんので注意が必要ですね。
ハイスピード動画撮影は別に項目が設定されています。
この機能はFull HD限定ですね。
このように動画の設定変更は即座にできませんが、X100Vでの動画撮影自体は楽しかったです。
というのもレンズ一体型のカメラで本体が軽いので撮影中に腕が疲れにくい。
一眼カメラのレンズって重いですからね。これは大きなメリットです。
動画で使えない機能の確認
X100Vにはデジタルテレコンや内臓NDフィルター機能が搭載されていますが
動画撮影時はこれらの機能は使えません。
これは本当にがっかりした。
特に内臓NDフィルターが使えないのはがっかり。
一眼カメラでの動画撮影のメリットはボケを利用できることです。
だけど日中にF値を開放で撮ると画面が真っ白になるのでNDフィルターが必須になります。
超本格的な動画専用機には内臓NDフィルターが搭載されているようですが
X100Vはスチルがメインですから使えないようですね。
デジコンも使えないので換算35mmの焦点距離しか使えません。
なので焦点距離を変更したい場合は別売りのコンバーションレンズが必要。
開放F値で撮影したい時はNDフィルターが必要になります。
動画向けのカメラじゃないけど富士の色味を気軽に楽しめる
X100Vで動画を本気で撮るぜ!という人は少数派だとは思います。
本格的に使うには別売りの機材が必要ですし、動画時間は10分~15分に制限されている。
でも、富士フイルムの色味を気軽に撮影できるのは大きなメリットだと思いました。
しかも撮れた動画が綺麗なんですよ。カメラの液晶で見るところから良い雰囲気なので撮ってて楽しいです。
また、富士フイルムのフィルムシミュレーションには映画でも使われているエテルナというのもあります。
エテルナで人を撮影したら雰囲気は映画ですよ。色味で全てを解決していくスタイル好きです。
僕は人を撮る機会がないので撮れませんが・・・エテルナで撮りたいな。
スチルも動画も楽しめるなんてX100Vは本当にすごいカメラだ。
高い買い物だったけど良い買い物でした。
まだしばらくは色々楽しめそうです。
それでは。