こんにちは。
ニコンZfにファームウェアVer.3.0で「フィルムグレイン」が搭載されました。
写真に粒子状を加えてノスタルジックな質感を楽しめるものです。

富士フイルムにも似た機能としてグレインエフェクトがあります。
個人的にあんまりこういった機能は使ってないんですが、試しに撮ってきましたのでみてみましょう。
フィルムグレインで撮った写真
フィルムグレインは粒状感の強度を6段階、粒子のサイズを3段階で調整できます。
各メーカーががんばって除去してきたノイズを画面処理で加えるというものですが、ノイズがあった方が味わい深いものになるということで、富士フイルムでも人気の機能です。
この機能はモノクロの方が楽しいかなと思いましたので、モノクロで撮ってみました。
まずはデフォルト設定で撮ってみます。設定が強度3、サイズSだったと思います。



フィルムのノイズをデジタルで再現しているので、白くなっているところにはノイズは乗っていませんね。
画面全体に一様にノイズをかけるのではなく、状況に応じて適時処理されていますね。
わざわざファームウェアで搭載してきたことからも、ニコンが本気で作った機能だというのがわかりますね。
Zfを使っている人はこういった雰囲気の写真を撮るのが好きな人多そうなので、かなりいい機能じゃないかと思います。
今度は設定をそれぞれ変えて撮ってみました。



粒状感を6にするとかなりザラついた写真になります。こういうった表現はどうやって使うんでしょうか?
使い勝手がいいのは2~3でサイズ小でしょうか。これは完全に好みだと思います。
粒状感を加える機能は個人的にあまり好きな機能ではありませんが、サンプル写真なんかを見ると良い感じの写真になっているので、単純に腕の差ですかね。
カラーでも撮影したものがあるのでご紹介します。
カラーの設定はオートです。

以外にもカラーで撮った写真の方が雰囲気がいいなと思いました。
なんでもない写真だからこそ、ノイズがあることでどこか印象的になっている気がします。
モノクロで使いこなすには技術が必要な感じですね。
Zfは大切にされているのが伝わります
ニコンZfはNikon Imaging Cloudに対応したり、フィルムグレインに対応したりとニコンが精力的に機能を追加しています。
Zf自体が他のZシリーズとはコンセプトが違うカメラというのもありますが、定期的に機能を追加してくれるのは素直にありがたいです。
ニコンにとってもZfが大切なカメラという立ち位置なのが伝わってきます。
今回はモノクロとカラーもオートで撮ったので、Nikon Imaging Cloudのレシピを使っても楽しいと思います。
そう考えると本当にZfは楽しいカメラだと思いました。
Zfはシルバーカラーも販売していますし、まだまだ現役ですね。
ZfⅡが出るときはどんな機能が搭載されるのか楽しみになってきますが、まだまだこのカメラで楽しめそうです。
それでは。
