こんにちは。
今回は簡単にフィルム風なおしゃれな写真が作れちゃうアプリ「VSCO」を使ってモノクロ写真を楽しみたいと思います。
VSCOは写真加工アプリとしては超絶有名なので今更紹介するのもと思っていたのですが、最近少しモノクロ写真に興味が出てきまして、VSCOだと簡単に良い感じのモノクロ写真が作れるのでちょっと紹介したくなりました。
というのも僕が普段使っている富士フイルムのカメラには「ACROS」というモノクロ専用のフィルムシミュレーションが用意されています。
フィルムのACROSをデジタルで再現したモードなのですがこちらがすごい評判がいいとのこと。
ACROSについては以前紹介しています。
富士フイルムのACROSとVSCOのモノクロ写真。
どっちが良いとかはわかりませんが、どう違うのか興味が出てきたのでVSCOのモノクロ写真の実力を見てみましょう。
VSCOのモノクロ写真
VSCOには非常に多くの種類のプリセットが用意されています。その数なんと200種類以上。
無料アカウントでは10種類しか使えませんが、その中にもモノクロプリセットは3種類ありました。
今回は「X1」というプリセットを使ってみました。フェードがかかった感じの写真になります。
プリセットをあてるだけでもいい感じの写真が出来上がりますが、露出やコントラストなど細かい調整がしたい人にも機能が用意されています。
まぁモノクロ写真なので調整する項目はそれほど多くありません。
カラー写真だと色んなプリセットが用意されている分、どれを使おうかなと迷いに迷うことが多いですが、モノクロ写真だとそれほど迷わなくても良いので楽だったりします。
現像に迷うことが無いのがモノクロ写真現像の良いところですね。
建物や風景関係のモノクロ写真
元の写真はデジカメで撮ったものやスマホで撮ったものなど様々ですが、全てVSCOのX1で編集しています。
プリセットを当てる前はカラー写真だったものです。
モノクロ写真だと建物などを撮りたくなります。
また光と影が重要だと思うので明暗差がある程度はっきりしている写真を選択しています。
フェードがかかっているので少し優しい感じになっています。
カラー写真だと夕焼けとか朝焼けとか空の色味が好きなのでその時間帯に撮影することが多いですが
モノクロでは色味はグレーで表現されるので空がメインの写真は味気ないものになりますね。
花などの自然物のモノクロ写真
花はカラー写真の方が映えると思いますが、モノクロだとどうなるのか気になったのでプリセットを当ててみました。
モノクロ写真では赤や青などの色も全て白と黒で表現されます。
色鮮やかなお花も白黒写真にかかればどこか渋い雰囲気になりますね。
でもモノクロでもチューリップの質感なんかはわかると思います。
モノクロ写真ではこのようなテクスチャの表現も重要なようですが、良い感じに表現されていますね。
食べ物のモノクロ写真
おいしい物を食べる前に写真を撮る文化が根付いて久しいですが、モノクロ写真で撮る人は少ないんじゃないでしょうか。
どんな感じに映るのか見てみましょう。サンプルは少ないですが。
食べ物関係は色がついていたほうがおいしく見えますね。
こういった被写体でも上手く撮れるようになれば一人前なのでしょうか?僕には無理だ。
モノクロは質感を表現する得意ですが美味しそうに見せるのは苦手のようです。
雨の日の夜のモノクロ写真
モノクロ写真といえば夜の写真です。
この日は雨が降っていて地面が濡れてて綺麗だったのでモノクロにしてみました。
電車や看板などは夜でも視認性が良い色(赤とか青などの原色)を使うことが多いですがモノクロの前では無意味です。
濡れている地面はモノクロでもいい感じに表現されますね。
令和に撮った写真ですが20,30年前に撮った写真のように見えるのがモノクロ写真の不思議ですね。
年度末のコミケ
個人的にモノクロ写真は人を撮るのが面白いと思っています。
お友達をモノクロ化したものを紹介したいですが掲載を断られたので昨年末に行ったコミケの写真をモノクロ化しました。
スマホで撮った写真もモノクロにすると良い感じになる。
特に床と人の白黒が良い感じですね。冬のコミケなのでみんな厚着をしていて黒服が多かったのも良かったのかも。
ACROSとVSCOのモノクロ写真の比較
サンプル数は多くありませんが富士フイルムのACROS(デジタル)とVSCOのモノクロ写真を見比べてみましょう。
VSCOの方はフェードがかかっているのが大きな違いなんですが、それ以外は似ている雰囲気でしょうか。
それでもACROSの方がお上品な表現のような気がしますね。グレーの階調がお上品ですし、黒が粘っている感じがします。
これは元のカラー写真よりモノクロの方が映えている気がしますね。
元の写真はカラー写真だったのでACROSの方は「FUJIFILM X RAW STUDIO」という富士フイルム専用のRAW現像ソフトで現像しています。なので富士フイルムのACROSまんまです。
ACROSはハイライトとシャドーを上げてVSCOに近づけるように現像しちゃっているところはあります。
こちらもやはり富士フイルムの方がお上品な気がします。その辺りはスマホでの編集のせいなのか、VSCOの持ち味なのか。
VSCOの雰囲気はかなり好きな感じなので問題ありませんが。
こちらは枝垂れ桜を撮った写真です。モノクロ写真では白くなっているので何がなんだかわかりません。
黒の締まりも違いますが、白の使い方が違いますね。
富士フイルムの方が細かく表現している雰囲気があります。
なんとなくですが、この2枚どっちがいいと聞かれたら上の写真(VSCO)を選ぶ人が多い気がします。
どっちが良い雰囲気でしょうか?ちなみに僕はこういう時の2択を外すのであてになりません。
プリントアウトしてみるとまた違うのかもしれない。今度プリントして比べてみようと思います。
どいうのも富士フイルムの絵作りはプリントアウトするところをゴールとしているらしいので。
VSCOもフィルムからプリセットを作っているとのことなのでプリント比較は面白いかもしれません。
VSCOのモノクロ現像は楽しい!
簡単に気軽に出来るという点でVSCOは非常に優秀なアプリだと思っています。
しかも色合いが最高。これは使わない人はいないでしょう。
しかし、これアプリ版しかないんですよね。
僕はスマホでやったんですが、やっぱりパソコンで出来たらいいなと思います。
その昔はデスクトップ版もあったようなんですが、今はアプリ版のみですね。
今回は一眼カメラで撮った写真を編集することが多かったのでPCからスマホに転送して編集したのをPCに戻してという作業をしています。
1枚のデータ量が多いので無線でやるのは時間がかかりました。
もっとアップロード速度が出ればスムーズに作業できるんだが、何かいい方法ないかな?
僕はIpadもあるし10インチのアンドロイドタブレットもあるので画面の大きさは許容できるんだけど、回線速度が遅すぎる。
これさえ解決できればパソコンのライトルームもいらなくなるんじゃなかと思っています。
adobe税も高いですしVSCO民になろうかな。
モノクロ写真をやってみたいと思っている人はぜひVSCOではじめて見てください。
楽しいですよ。
それでは。