Nikon Zf 購入レビュー NikonのZデビューしました

こんにちは。

ついにNikonのZシリーズのカメラ、Zfを購入しました!

レンズはキットレンズの40mm f2.0です!

 

Nikon Zf+40mm f2.0
富士フイルムX-T3との比較 マウントがでかい

富士フイルムのカメラX-T3を5,6年くらい使ってきましたが、ようやくニコンのZデビューしました!

今回はZfのファーストインプレッションということで軽く触った感じを富士フイルムのX-T3と比較しながら紹介したいと思います。

また、なんで今Zfなのかも併せてお話しします。

ちょっと使っただけですけど、さっさと買えば良かったと、そう強く思いました。

迷っている人はさっさと買って楽になった方が良いですよ!

なぜZfを購入したのか

Zfは見た目がクラシカルなカメラでおしゃれなのでそういうのが好きな人向けなカメラとして人気があります。

中身もハイモデルと同じくらいの機能を積んでいる本格的なカメラになります。

画素数 2528万画素
撮影感度 標準:100~64000 拡張:50 204800
連写撮影 14コマ
シャッタースピード 1/8000~30秒
液晶モニタ 3.2型 210万ドット バリアアングル
ファインダー倍率 0.8倍
スロット ダブルスロット SDカード/microSDカード
防塵・防塵
手振れ補正 〇(5軸補正)
タッチパネル
幅×高さ×奥行 144×103×49
重量 710g(バッテリー含む)
軍幹部がダイヤル式

Zfの最大の特徴は軍幹部のダイヤルです。

フィルムカメラのデザインを踏襲していて、ISO、シャッタースピードをダイヤルで設定可能です。

撮影モードもダイヤルで設定
モノクロ(B&W)、写真撮影、動画撮影をダイヤルで設定可能

撮影モードは多くのカメラと同じくM,A,S,Pモードとオートが用意してあります。

また、写真撮影モードと動画撮影モードもダイヤルで選択可能で、B&Wというモノクロモードも同様に選択可能です。

この辺りの設定から撮影を楽しんでというニコンのメッセージが伝わってきます。

 

さて、ではなぜニコンZシリーズでZfを選んだのか。

見た目もクラシカルでおしゃれで中身もハイスペックなカメラなのでZfを選びました。

答えはそうなんですけど、もう少し語らせてください。

 

ニコンのZシリーズは2024年の段階ではラインナップも充実してきました。

フルサイズのラインナップとしては以下のものがあります。

Z9:プロ向け 縦グリ一体型

Z8:ハイアマ向け D850の立ち位置のカメラ

Z7:高画素機

Z6:スタンダート機

Z5:導入機

現時点ではZ7はⅡまで、Z6はⅢまで販売されています。

特にZ6Ⅲは2024年7月に発売したばかりで出来立てほやほや。液晶もバリアアングルなのでZfと迷う人も多いのではないでしょうか。

 

ではなぜZfを購入したのか。それはZfの価値が唯一無二だからと思ったからです。

まぁぶっちゃけて言えばリセールバリューが下がりづらいからその点で有利かなーというのが大きな理由です。

Zf以外のシリーズはⅡとかⅢとか新しいものが続々と登場します。Zfはそういうの無いかな、もしくはサイクルが長いかなと思っています。

 

また、現状最新エンジンであるEXPEED 7を採用しているのも大きいです。

これは上位モデルであるZ9、Z8も積んでいるエンジンです。

なので何かファームアップがあるときはおこぼれをあずかれるかなと。

そういう意味でも長く使えるカメラだと思いました。

 

あと、Z6Ⅲが予想より金額が高かったというのも大いにあります。

Z6Ⅲはヨドバシ価格だと44万。ドルベースでは2500ドルでZ6Ⅱと変わらない設定らしいので米国では評価が高いようですが日本円にするとすごい高いです。

その点、Zfはキットレンズ付きでヨドバシで33万でした。安い!

Z6Ⅲは魅力的なカメラですが、レンズ資産もないのでZfを選んだ感じです。

 

色々言いましたがZfは、まぁ良いカメラだと思います。

いや、ちょっと不満点もありますね。

その点を話す前に僕が使っている富士フイルムのカメラをどうするんだという話しをさせてもらいます。

 

結論からいうと富士フイルムのカメラは継続で使用するつもりです。

富士の色味からは逃げられません。

Zfは暗所用に使いたい

富士フイルムのカメラは継続で使用します。

じゃあZfはなんで買ったんだよという話しですが、富士フイルムの不満なところで使用するつもりです。

富士の不満点、暗いところ、例えば夜景とか夜のスナップとか屋内撮影とか?です。

 

富士フイルムの不満点の紹介をします。三脚が使えないところで撮った夜桜の写真です。

ISO3200で撮ってます。RAWデータをそのまま出力しています。

まぁこんなもんかなって感じですが、ISO上げると桜の色も変わっちゃうのが不満点としてありました。

見てほしいのは暗部のところです。

RAWで暗部を上げるとノイズがすごいんです。

ISO3200 RAWをそのまま出力
暗部を上げた写真
真ん中下あたりを拡大 ノイズが汚すぎる

この暗部のノイズの汚さがずっと不満でした。

暗部はノイズ乗るしハイライトは飛ぶしと、ちょうど良いところを人が多い中で調整するのはすごく大変。

今はLightroomでもノイズの除去機能が強力になっているのでそれほど気にならないかもしれませんが

面倒くさいせっかくの富士フイルムですから撮って出しで終わらせたい。

あとISO上げると色が変わるのはもうどうしようもない。

 

富士フイルムのカメラは本当に素晴らしいカメラだと思っています。

伊達に5年以上同じカメラを使っていません。

光が十分な条件、晴れた屋外とかは最高に良い写真を出してくれます。

対して夜景とかはマジでダメです。僕の腕ではRAW現像でどうにかなるレベルを超えています。

RAW現像耐性が低いのがAPSカメラの弱点だと思っています。

 

とは言え夜景とかを撮る頻度は少なく、不満と思いつつも日中の撮影で満足していました。

だけど、やっぱりニコン使ってみたいという思いもあり

富士フイルムの弱点を補ってもらおうとZfを購入しました。

贅沢な使い方かもしれませんが、いいんです。一回くらいはニコンを使ってみたい。その思いが抑えられませんでした。

Zfを買ってまだ1週間もたってませんが、夜スナップが本当に楽しい。

こんなに我慢してたんだって思いました。

完全に目が覚めた。いや解放されたって感じです。

これマジでびっくりしました
やっぱフルサイズってすごいなと思いました

この葉っぱについた水滴の写真とかすごい暗い場所で撮影したんだけど、AFが合うんです!

普通に撮ったらすごい明るく撮れたので露出補正でマイナスにしています。それなのにこんなにクリアに撮れるなんて。やっぱフルサイズすごいと思いました。

富士フイルムは夜だとAFは迷うしノイズ乗るし・・・蚊に刺されてかゆいし・・・もうイヤ・・・って感じだったのに。

提灯の写真は富士フイルムでも撮れると思うけど、やっぱフルサイズは絵に余裕があるなと感じます。

僕が使っている富士フイルムX-T3は手振れ補正ないのも夜スナップ弱い理由なんですけど

手振れ補正+フルサイズだともう楽しすぎました。

 

Zfは満足度が高いカメラ・・・と言いたいんだけど、X-T3と比べても使いにくいところがあるので紹介します。

ぶっちゃけ、ボタンが少なすぎます。なんとかならんのか?

Zfはカスタマイズ性が低い

Zfは良いカメラなんですけど、富士フイルムのX-T3と比べてもカスタマイズ性が低いです。

各ボタンに機能を割り当てたいんですけど、それがほとんど出来ないんです。

背面の比較 左がZf 右がX-T3

背面についているボタン自体はX-T3とそんなに違いはありません。拡大縮小ボタンがあるのでZfのほうが多いくらいです。

しかし、Zfは十字ボタンに機能を割り当てることができません。なんで?

拡大縮小は機能割り当て不可。DISP、MENUは可能ですけど、機能割り当てます?DISPは割り当ててもいいかも。

そうするとあとは前面のボタンくらいしか割り当てるところないんですよ。

 

あと前と後ろについている横に回すダイヤルですけど、これX-T3だとクリックできて機能の割り当ても出来るんです。

Zfはできません。なんで?しかもなんか固くて回しづらい。

X-T3はダイヤルをクリックできる カチっていいます
フリーで割り当てられるボタンは前面の一個だけ

今からでもアップデートでできるようにならないかなー。それだけで割と完璧になるんじゃないかな。

フォーカス方式とか連射モードとか設定するのに4回くらいクリックしないといけないから、よくわからなくなります。

これなら各モード選択をカスタマイズモードにしてほしかった。

Zfの簡易メニュー画面
富士フイルムのQメニュー

富士フイルムはカスタマイズ性が高かったのでニコンのカスタマイズ性に衝撃を受けましたね。

富士のメニュー項目なんて重複で設定できますからね。1年くらいしてからメニューに同じ項目あるのに気付いたくらいです。

Zfは触ってまだ3日くらいですけど、頻繁に切り替えることがある人には使いにくいカメラだと思います。

個人的には連写はとっさに使ったりしたくなるのでそれだけは1クリックでできるようにしてほしかった。

 

あと言うまでもないですけどグリップは終わってます。持ちにくいです。

これは外付けのグリップがあるらしいのでそれを付ける予定です。

Zfは重いカメラと言われていて、確かに重いんですけど慣れるとそうでもないかなと思いました。

でもグリップ付けると+100gらしいです。カメラ本体で800gありますね。それはちょっと重いかな?

X-T3くらいのグリップで良かったと思うんだけどなんでつけなかったんだ?すごい中途半端なグリップですよね。

グリップはほとんどなくて重いので持ちにくい

あとZfはなんか横に長いんですよね。それもあってでかくてなんか持ちにくい。

でもその代わり液晶画面は大きくて見やすいです。反応も早いのでそこのストレスはありません。

Zf使った後だと富士フイルムの反応の遅さにイライラします。時代の進歩を感じます。

右がZf 画面が横長で大きくて見やすい
撮影画面が白?で縁取られてて見やすい

あと撮影中の液晶画面は白?で周囲が縁取られています。これすごい良いです。撮影後の写真がイメージしやすいです。

使っているレンズがマニュアルフォーカスしやすいからもあってピントも合わせやすいです。

でも拡大ボタンで拡大したあとにシャッター半押ししたら元に戻る機能が欲しいです。

やっぱりソフト面では課題ありな感じです。

見た目はかっこいいですけどね

でも画質は最高

色々言いましたけど、出てくる写真は最高です。めっちゃ画質良い。

キットレンズの40mm f2.0も良いレンズだと思います。

これだけ軽いのにフォーカスリングは操作しやすいし、良い感じに被写体が浮き出てきます。

バキバキな感じよりふんわりタイプなので、しゃっきりさせたいときは少し絞る必要あるし、周辺減光が結構あるなーと思うけどそれはまぁどうとでもなるかな?

Z 40mm f2.0 デザインもかわいい
Zfとあいますね
まぁまぁ寄れます
周辺減光はけっこうあるけど被写体が浮き出てくる感じが好き

ニコンにはピクチャーコントーロルというカラーモードが用意されています。

今はニュートラルというのをメインに使っていますが、やっぱり富士フイルムの色味が欲しくなる・・・。

まだ各モードの特性が理解できてないけどそれほど癖もないし使いやすいかなと思いました。

今回載せているZfの写真はJPG撮って出しだけど、良い感じですよね?

 

あとはRAW耐性が高いなと思いました。少し触っただけですけど、やっぱフルサイズだなと。

コメダでおやつを食べたときに撮った写真なんですけど、RAWで明るくしたらどこまでも明るくできた。

屋内なので照明が光源になります。しかも微妙に暗い。そんな状況でもホワイトバランスはオートで良い感じにしてくれています。

撮った状態だと暗かったのでRAWで明るさだけ調整したのが上の写真ですけど、なんかすごい良い。富士フイルムだと最初から設定しないと無理です。というかWBが暴れる。

RAW現像でこれだけいじれるなら撮影時の負担も少なくなります。とりあえず撮っておけばなんとかなると。

まぁ上の写真はもう少し絞っても良かったかな?フルサイズはボケますね。

しばらくはカメラの癖を把握

ニコンのカメラは初めてなので色々勉強中です。

特に色味については各モードの特性を把握する必要があります。

なんかどの色も思ったより発色しないなという感じです。今の流行りなんですかね?

 

あとはカスタマイズ性をどうにかしたいです。

なんか良い方法ないかな。

あとはレンズも欲しいし・・・色々やりたいことが多い。

星とか撮りに行きたいし、朝焼けとかも撮りたい。

どんな色を見せてくれるのかな。楽しみです。

 

そんなわけでニコンZfのファーストインプレッションでした。

色々言いましたが画質は最高です。画質は全てを解決する。

 

しばらくはZfで遊びたいと思います。

そんなわけで新しいカメラの紹介でした。

 

それでは。

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