X100Vを買ってからというものクラシックネガが楽しくて仕方ありません。
そんなクラシックネガですが、紅葉はどう映るのかが気になったので紅葉狩りを決行しました。
場所は松戸市にある本土寺。時期的にちょっと遅いかなと思ったけど見頃でした☆
クラシックネガの色味の比較として他のシミュレーションも使いたい。だけど毎回切り替えるのは面倒くさい。
色んな色味を楽しみたい人向けに、X100Vにはフィルムシミュレーションブラケットという機能があります。
3つまでフィルムシミュレーションを選択すれば一度に撮ってくれる素敵機能です。
その機能を使って
・プロビア
・ベルビア
・クラシックネガ
の3つで何枚かとってみたので色味とかの比較が出来ればと思います。
本土寺の紅葉
本土寺の境内に入るには500円の参拝料が必要になります。この紅葉の時期だけの特別価格ですが、これがかなり高いと感じます。
境内前の階段や門もすごく素敵なのでここだけで満足して帰るのもありかなと思いました。
この門から眺める紅葉が綺麗で好きです。
にしても門を真ん中にして撮ったつもりでしたがめっちゃ右に寄ってる・・・?これがレンジファインダーの弊害か?(腕の悪さを道具のせいにして生きていきます)
門を超えて階段を下りた先で撮った一枚です。
ここは綺麗なのでみんな写真撮ってますね。平和なワンシーンです。
女性は自撮りしている人が多いですね。楽しそうで羨ましい。
僕は一人でぱしゃぱしゃ撮ってました。寂しくはないけどワイワイとやるのにも憧れますね。
クラシックネガは紅葉の鮮やかさを見せたい時には不向きだと思います。
だけどこの日は曇りで場所が寺というのもあって渋い雰囲気にはマッチしていると思います。
シチュエーションによってはクラシックネガの紅葉は全然ありだなと感じますね。
今回の撮影では基本的にF2.0の開放で撮ってます。その方が味が出るかなと思って。でもちょっと絞ったほうが良かったかな?
接写して撮ってみると背景はまぁまぁボケますね。玉ボケも印象的です。
でもフルサイズほどはボケないので、ボケを強調したい写真を撮るには物足りない感じ。
紅葉を撮る時は接写しがちだけど、それだとこの場所まで来た意味がなくなるので出来るだけ他の被写体も入れていきたい。
X100Vは換算35mmのレンズなので割と広く撮れます。
普段は50mmを使っている僕には広すぎると感じることもあるけど、こういう風景を撮る場合だと気楽に撮れる。50mmだと入らない場合が多いんですよね。
テレコンで換算50mm、70mmも使えるのも素敵です。ただ、テレコン時はJPG出力だけなのが不満ですね。あとブラケット機能も使えないみたい。
クラシックネガは名前の通りクラシックな感じでネガっぽい感じが良い。
最新式のデジカメとは思えない映りです。
最近はフィルム風の写真が流行っているのもあってRAW現像で編集しなくてもこの色味を出せる富士フイルムはやっぱりすごいメーカーだ。
個人的にこの狛犬の写真が今回の中では一番好きかな。
あえて後ろから撮ったのがかわいい。
今まで紅葉を撮る時はプロビアかベルビアを使っていましたが、彩度ましましマンになるのが気になっていました。
逆にクラシックネガは落ち着いた雰囲気になるので紅葉には合わないかなと心配だったけど、さすがの富士フイルムですね。全然ありよりのありです。
これからも積極的に使っていきたいな。
クラシックネガとプロビア、ベルビアの色味を比較
それではクラシックネガと他のフィルムシミュレーションの色味を比較していきましょう。
どの色味も大好きです・・・。
この日は曇り気味の天気で太陽が差し込んでなかったので全体的に落ち着いた色味になっています。
クラシックネガでも渋くて良い感じになっていますね。個人的にツボです。
また、こういう彩度が求められる被写体向けのベルビアもやっぱり良い味だしてますね。
特に赤色はすぐに色飽和しちゃうので味付けが難しい。
他のメーカーのビビット系だと彩度が上がりすぎてお下品な写真になりがちですが、富士のベルビアはお上品な味付けしてると思います。
次は黄色を見てみましょう。
曇りの日はクラシックネガの方がハマる。
クラシックネガを見た後だとプロビアやベルビアは彩度が高いだけでなく青っぽく感じますね。
うーん、クラシックネガ大好き。
赤い実です。こいつはその辺の道でも咲いているけど、何者なんだ?美味しそうだけど食べたら腹を壊しそう。
紅葉と違いこの実は本当に真っ赤。色表現が難しい被写体だと思うけどどれも素敵や・・・。
こうしてみるとクラシックネガの赤はオレンジっぽいんですね。
全体的に緑っぽい色味を足してる感じなのでオレンジに寄るんでしょうね。
ブラケット撮影なので全く同時に撮影してるんですが、フィルムシミュレーションを変えるだけでこんなにも写真の印象が変わるんですね。
プロビアやベルビアは紅葉に目が行きますが、クラシックネガは黒い枝に目がいきますね。
視覚誘導が面白い感じになっているのでこの写真だとクラシックネガが一番良いかな~。
写真としての面白みを感じます。
X100Vは楽しいカメラだ
今回の撮影はX100Vのみで挑みました。
X-T3とかいろんなレンズを持っていくのもいいけど重いし迷いが出る。X100Vだけで撮ることで撮影に集中することが出来たと思います。
今回はクラシックネガの色味を楽しみたかったのでほとんどノーマルのままで撮影しましたがこれで色んなカスタム設定が出来ると思うと楽しみ方は広がりすぎて困るくらいですね。
また、今回は自転車で行ったんだけどX100Vだと首からぶら下げてても邪魔にならないんですよね。
レンズが重くないのでぶらぶらしないのが良い。サイクリングとも相性がいいなと思いました。やっぱり軽いは正義です。
紅葉の時期が終わるとこれから何を撮ればいいのか分からなくなります。
雪とか撮りたいけどそこまで行くのが辛すぎる。
でも雪、撮りたいな。
とりあえずはクラシックネガを楽しみたいと思います。
それでは。