カメラの第4メーカーは富士フイルムか？カメラメーカーのシェアを比較

こんにちは。

先日、ビックカメラで面白い店内アンケートがありました。

ビックカメラでアンケート取ってたんだけど、これ面白いな。 pic.twitter.com/SWTGenWVHK

— せいら (@seira_380) May 30, 2023

各カメラメーカー毎にあなたの撮りたいものはなに？とのアンケートですが、ソニー、ニコン、キヤノン、富士フイルムでアンケートがされています！

キヤノンとニコンはカメラの二大巨頭ですし、ソニーはミラーレスカメラの王者ですからピックアップされるのは当たり前ですけど、4つ目に富士フイルムが選ばれているのが意外でした。

一眼レフ時代であればペンタックスとか、少し前ならオリンパスの名前があがるとおもいますが、今は富士フイルムなんです！

富士フイルムユーザーとしては嬉しい感じです！

しかし、富士フイルムは本当に第4メーカーとして名前が上がるほどのカメラメーカーになったのか？それを確認していきたいと思います。

各カメラメーカーを確認

まずはカメラメーカーはどんなのがあるのか確認します。

・キヤノン

・ニコン

・ソニー

・富士フイルム

・ペンタックス

・パナソニック

・オリンパス（OMデジタルソリューションズ)

まずはこの7メーカーの名前があがると思います。

日本はカメラメーカーが豊富ですし品質も良いので良い国です。

上記以外では下記メーカーもあるかと思います。

・ライカ

・シグマ

・ハッセルブラッド

・Phase one

この4つのメーカーは7メーカーと比べるとかなり個性的なので、一般ユーザーはあんまり選ばないかと思います。

シグマはまだ手が届く値段のカメラですけど、LeicaとかPhase oneとか車買えるくらいの値段ですからね。

とにかく日本はカメラメーカーが豊富で高品質です。その中でもカメラメーカーといえばまずはキヤノンとニコンの名前があがります。

調べてみるとキヤノンは1935年にCanonを商標登録したとのこと。

ニコンはレンズの商標をニッコールと決定したのが1933年。カメラを作ったのが1946年みたいですね。

今から約80～90年前くらいからカメラとかレンズ作っているわけです。そりゃ積み重ねたものが違いますね。名実ともに日本トップのカメラメーカーです。

オリンパスも一眼カメラを作っていました。1936年にズイコー（瑞光)レンズが誕生し、ズイコーレンズを搭載したカメラが誕生したとのことです。歴史はキヤノンやニコンにも劣らない実績があります。

対して現在の主流であるミラーレスカメラは2008年に誕生したようです。

最初にパナソニックが発表して、翌年2009年にオリンパスの流れです。

ミラーレスカメラは誕生してからまだ15年くらいしか経ってないんですね。

2012年になると富士フイルムがミラーレスカメラX-pro1を販売。2017年に中判ミラーレスのGFXを商品化しています。

まだ10年ちょっとしか経ってないんですね。

ソニーは2006年にコニカミノルタからαブランドを引き継いでAマウントの一眼レフカメラを作ります。

そして2013年にフルサイズミラーレスカメラα7シリーズを販売しています。

僕なんかはミラーレスカメラしか使ったことがない人です。写ルンですは使ったことがあるんだけど、一眼カメラは使ったことない。多分使いこなせないし・・・。

キヤノンとニコンも今はミラーレスカメラを主流に開発していますのでこの流れは続くと思います。

フルサイズミラーレスの王者ソニーと、一眼カメラのキヤノンとニコンがバチバチにやりあっているのが現在のカメラ界隈ですね。

カメラシェアの確認（BCN AWARD)

さて、カメラメーカーを確認したところでシェアの確認です。

このシェアが結構難しくて、基準をどこに取るかで結果が変わってきます。

とりあえずBCN AWARD 2023というのがあったのでそれを紹介します。

「BCN AWARD」は、デジタル家電やパソコンおよび関連製品とソフトウェアの部門別販売数年間1位（2022年1月1日～12月31日）のメーカーを決めるアワード。全国の主要家電量販店やカメラ量販店、パソコン専門店、ネットショップなどの実売データをもとに販売実績を集計している

集計の基準の上記のようです。

一眼レフ部門

1位：キヤノン（76.8％)

2位：ニコン（17.2％)

3位：リコー（5.7％)

ミラーレス部門

1位：キヤノン（31.7％)

2位：ソニー（29.4％)

3位：オリンパス（14.3％)

BCN AWARDでは一眼レフ、ミラーレスともにキヤノンが1位のようです。

特に一眼レフは圧倒的シェアですね。ニコンがもう少しがんばってると思っていたのでこれは意外です。

ミラーレス部門でもキヤノンが1位。さすが世界のキヤノンです。ミラーレスも強い。

ソニーは僅差ですが2位の結果ですね。ミラーレスでは1位を取っておきたかったか？

オリンパスはミラーレスが強いみたいです。一時期は完全撤退も騒がれていましたが、なんとか頑張ってるようですね。

でもこのランキングだと我らの富士フイルムがいないじゃないですか。

まぁ3位までしか結果が出てないので4位がどこのメーカーなのかわからないんですけど。

カメラシェアの確認（日経の世界シェア)

別の集計で日経新聞が公開している「点検 世界シェア」というのがありました。

2021年の記録ですが、デジカメの世界シェアをご紹介します。

・デジタルカメラ

キヤノン：48.8％

ソニー：27.0％

ニコン：11.3％

富士フイルム：5.9％

パナソニック：4.4％

ようやくここで富士フイルムの名前が出てきました。

デジタルカメラという大きな枠の中ですが、4位のシェアのようです。

富士フイルムは他のメーカーには無い撮影体験の楽しさをテーマにカメラを売ってますからね。

写真を撮るだけならスマホで十分な今の世の中ですから、趣味で楽しみたい層に刺さっている感じがしますね。

APS-CのXシリーズをメインによく戦っていると思います。

プロが一番使用しているのはニコン、アマチュアはキヤノン

僕が言っているわけじゃないです。誰かが調査したらこの結果になったみたいです。

デジカメinfoの記事に書いてありました。

https://digicame-info.com/2022/10/post-1567.html

記事によるとプロ写真家のブランドシェアは下記のようです。

なんと！ここでも富士フイルムが4位になってます！

5位がDJIの1.95％なので、4大メーカーはこのメーカーでいいみたいですね！

ってかプロで富士フイルムのカメラ使っているのが12％もいるのが驚きです。

ほとんどニコンとキヤノンだと思ってました。

使用カメラ別のシェアもあるんですけど、アマチュア写真家で最も人気のあるカメラがなんと富士フイルムのX-T3なんです！

そう！僕が使っているカメラが一番人気！なんで！？

アマチュア写真家が使っているカメラランキング

まぁちょっと集計が古いとは思います。でもこのメンツに対して富士フイルムのX-T3が出てくるのは素直に驚きです！

プロ写真家でもプライベート撮影にX-T3が人気みたいなので、ちょうどいいカメラ見たいですね。

軽くて防塵防滴でかわいいですからね！

このランキングはアート系のフォトグラファーが調査対象に多く選ばれているらしいです。

AFの正確性やスピードを求めなければ、望遠レンズを求めなければニコンやキヤノンを選ばなくてもいいかなという雰囲気のランキングっぽいですね。

有名な撮影地とか行くとカメラマンがたくさんいたりするけど、やっぱりニコンやキヤノン、ソニーを使っている人が多くて、富士フイルムを使っている人はあんまり見ないですからね。

でも切り取り方の違いはあるにせよ富士フイルムがこのようなランキングに名前が出ることになったのがここ10年の変化とも言えそうです。

デジカメの売上自体は落ちまくっている

富士フイルムがカメラを作って10年くらいの中で結構頑張っているのがわかりました。

対してキヤノンが圧倒的なシェアを誇っているのもわかりましたけど、デジカメの出荷台数自体はピーク時に対して激減しているようです。

出荷台数は2010年に1億2,000万台あったのが、2021年は800万台ということで約93％縮小しているらしいです。

10年で減りすぎでしょ。いくらなんでも。よくこの市場の中で戦ってますよ。

でも今はスマホがありますから・・・昔は修学旅行とかでも写ルンですとかコンパクトデジカメとかが無いと写真撮れませんでしたけど、今はスマホあれば撮れちゃいますからね。そういうコンデジが無いと写真が撮れなかった層に売れなくなったのがモロに響いちゃっている感じです。

なので、富士フイルムのように趣味性の高いカメラはいい選択だったと思います！

フィルム時代の色味もデジタルで表現してますし！カメラの見た目かわいいし！

富士フイルムは他メーカーカメラを使っている人が、そんなに良いなら試しに使ってみるか？と手を出しやすいメーカーでもあると思います。SNSとか見てるとそのまま富士フイルムにハマる人や、フルサイズに戻る人もいるけど、また富士フイルムに戻ってくるような出戻りが多いメーカーでもあるのかなーと。

そんなわけで僕は引き続き第4メーカーである富士フイルムで頑張りたいと思います。

キヤノンとかニコンのカメラ欲しいけど高いんですもん・・・。でも一度は使ってみたい。

それでは。