Eマウント SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACROレビュー

こんにちは。

等倍マクロレンズが欲しいと思いフルサイズ対応のEマウント用マクロレンズSIGMA Art 70mm F2.8 DG MACROを購入しました。

巷でカミソリマクロとして呼び声高いこのレンズ。

何回か使ってみたので感想を書いていきたいと思います。

 

カメラはα7RⅡを使っています。

高画素機と呼ばれるこのカメラとカミソリマクロの実力を見てください。

 

Art 70mm F2.8 DG MACROの仕様

SIGMAのArtラインのマクロレンズです。

ソニー純正ではありませんが、オートフォーカス対応です。

対応マウント αEマウント
レンズタイプ 単焦点
レンズ構成 10群13枚
絞り羽根枚数 9枚
焦点距離 70mm
最短撮影距離 0.258m
最大撮影倍率 1:1
防塵・防滴
フィルター径 49mm
最大径×長さ 70.8×131.8mm
重量 570g

70mmのF2.8なので近くで撮るとかなりボケます。

α7RⅡは手振れ補正が付いてるので、F2.8ならちょっと暗いところでも撮影可能ですね。

 

重量は570gとちょっと重いし、レンズ自体も結構大きいです。

普段使いには少し重いし、レンズ自体が長いですね。

外観写真

絞り羽根
カメラに装着

カメラに装着してフードも付けるとかなり長く感じますね。

フォーカスを動かすとレンズがにょきにょき出っ張ってきます。

フードを付けると外からは見えないので、普段からフードを付けて撮ったほうが見た目はいいですね。

スイッチ類

レンズにはスイッチが2つ付いています。

・フォーカス変換スイッチ(AF⇔MF)

・焦点距離切替スイッチ

フォーカススイッチはあると便利ですね。

持ち歩くとフロントヘビーな感じです。

ちょっと目立つので恥ずかしい気がしますが、慣れましょう。

 

マクロレンズの描写【作例】

さて、カミソリマクロと呼ばれる実力を見てみましょう。

まずは最大限寄った写真を見てみましょう。

F5.6で撮影

机にあったキンカンの注意書きを撮りました。

これを100%拡大してトリミングしたのが下の写真です。

100%拡大トリミング

素晴らしい解像感です。

これがカミソリマクロと高画素機(4200万画素)の力か。

 

今度は液晶ディスプレイを撮ってみました。

F4.0で撮影

同じように100%拡大トリミングしたのが下の写真です。

100%拡大トリミング

ブログに上げるために画質を落としているのでわかりにくいですが、青赤緑のドットが並んでいるのがわかります。さすがの解像感です。

 

これだけバチリと撮れるならあとはもう撮影者の腕次第で何でも撮れます。

元々、あるフォトコンに応募しようと思ってこのレンズを買いました。

しかし満足できる写真が撮れていないので来年に持ち越しです。

マクロレンズって使いこなすの難しすぎますよね。

 

その他の作例(遠景、フレア・ゴースト、玉ボケ)

マクロレンズは撮影者にスキルを求めてきますが、70mmの普通の単焦点レンズとして使うこともできます。

50mmより少し遠くはなりますが、100mmとかのレンズとかに比べるとまだ日常的に使えるかなと思います。

F8.0で撮影
F5.6で撮影
F10.0で撮影
F2.8で撮影

解像感は抜群なので絞って木とか撮ると楽しいです。

色乗りも良い感じなのでスナップ的な風景写真も撮れますね。

F2.8で撮ると浮かび上がってくるような立体感を得られます。

ただのブランコが異常な感じに撮れるのがこのレンズの魅力ですね。

F20 光芒
F7.1 フレア ゴーストの発生

F20くらいまで絞ると光芒はこんな感じです。結構しっかりビシって出ますね。

夕日に向かって撮ってみましたが、フレアやゴーストも思ったより出ません。

SIGMAによるとス-パーマルチレイヤーコートの採用によりフレア、ゴーストに対して対策を徹底しているそうです。

確かにかなり軽減してますね。さすがArtラインのレンズです。

F2.8で撮影

玉ボケは上の写真のような感じです。

周辺はどうしてもレモンっぽい形になりますが結構きれいな玉ボケだと思います。

前ボケも綺麗な感じ。こりゃ良いレンズですね。

F8.0で撮影
F2.8で撮影
F2.8で撮影
F8.0で撮影
F11.0で撮影
F11.0で撮影

マクロレンズなのでかなり寄れるんですが、寄って撮る時は絞らないとボケボケになります。

F8くらいには絞らないといけないなというのが僕の感想です。F11でもいいかも。

あと花とか自然物を撮る時は風が強いとダメですね。

ここ数日が風が強い日が多くて満足いく写真が撮れなかったという言い訳です。

 

Eマウントのマクロレンズならコスパ良いレンズです

Eマウント用のマクロレンズ(等倍マクロ)はソニー純正なら以下のレンズがあります。

・FE 90mm F2.8 Macro G OSS SEL90M28G

・FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28

僕は90mmの方が欲しいと思うんですが、こちらは12,3万くらいするレンズです。

高機能なレンズですが高いですよね・・・?

あとデカくて重い。

 

SIGMA Art 70mm F2.8 DG MACROは中古で購入しましたが、5万ちょっとくらいです。

ソニー純正レンズの半額以下で手に入るならもう言うことはありません。

素晴らしいレンズです。あとは使いこなすだけ。

 

α7RⅡは3年前くらいに購入したカメラですが、実は今回が初めてのAF対応レンズでした。

AFがちゃんと動くのか未確認でしたが、ちゃんと動いたので安心。

動作確認はちゃんとすべきです。

 

レンズは素晴らしいのであとは使いこなせるように練習です。

だけどマクロレンズって撮影するのが疲れるんですよね・・・。

あとシチュエーションをしっかり用意しないといけない。

そういうことをしていけばワンランク上の写真が撮れるはずです。

がんばろう。

 

それでは。

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