こんにちは。
今回はK&F Conceptのカメラ用三脚KF-TM2534Tを紹介します。
この三脚は僕が初めて買った三脚です。
三脚ってガチ勢の人が使うイメージがあったんですけど
この三脚は小さくて持ち運びしやすいですし見た目もオシャレなので気に入っています。
そして何より安い。これに尽きます。
K&F Conceptはいわゆる中華メーカーですけど作りはそこそこしっかりしていると思います。
今回は1年くらい使ったので使用感をレビューしたいと思います。
初めての三脚なのでこんなもんなのかな?と思ってましたけど
イマイチだと思っていた部分はやっぱりイマイチのようです。
KF-TM2534Tの仕様
KF-TM2534Tはトラベル用のアルミ三脚です。
自由雲台も付いているので初心者でも簡単に使えます。
材質 | アルミ製 |
全高(EVあり) | 1835mm |
全高(EVなし) | 1690mm |
最低高 | 480mm |
脚径/段数 | 25mm/4段 |
質量(雲台含み) | 1990g |
耐荷重 | 10kg |
クイックシュー | クイックリリース |
水準器 | 有り |
脚ロック方式 | ナット式ロック |
付属品 | キャリングバック |
価格が1.5万円くらいの比較的安価な三脚ですが、
作りはしっかりしていて結構いろんな機能が付いています。
(一脚可変式、重力防風フック、中心軸反転、水準器、etc・・・)
ここで紹介するよりアマゾンの商品ページの方が充実していますので
気になった方は下記から見てみてください。
KF-TM2534Tの良いところ
この三脚は比較的安価な三脚ですが機能が盛りだくさんで使いやすいです。
その中で僕が使っていて良いと思ったのは以下の点です。
- 全高が1.6~1.8mと高い(僕は178cmです)
- 脚がナットロック式
- 付属のキャリングバックが割と頑丈
全高が高い
この三脚は全高が高いです。(1.6~1.8m)
他の三脚は1.5mとか1.3mがあったりしますが、それだと僕には低くて使いにくい。
僕のカメラは富士フイルムのX-T3で、レンズ(XF16-55 F2.8)合わせると1.2kgくらい。
全高が高いとブレとかが気になりますが、APC-Cのカメラくらいの重さなら三脚はビクともしません。
脚径が25mmと平均的な太さがあるので三脚がブレて使えないという状況は発生しにくいと思います。
超望遠レンズとかを付けたらどうなるかはわかりません。(レンズ持っていないので)
また、逆にローアングルも撮れるので三脚を使用した撮影の幅が広がります。
上の写真のように三脚の重心から横にカメラをセットしても三脚が倒れることはありません。
三脚自体がしっかりしているので色んな角度での撮影が可能です。
脚がロックナット式
三脚の脚にはレバー式とナット式のロック方式があります。
この三脚はナット式なのですが、これが便利です。
くるくるーとすぐに三脚が展開できます。
三脚はセットするのが面倒くさいものですが、ナット式はそれを少し緩和してると思います。
収納時もレバー式より邪魔にならないのもポイントです。
ただ、時々ちゃんと締めきれてなくて三脚が勝手に縮んだりするのが注意ポイントですね。
まぁただのヒューマンエラーです。
付属のキャリングバッグが割と頑丈
付属のキャリングバッグが割と使い勝手が良いです。
作りがしっかりしていて頑丈ですし、持ち手とショルダーベルトが付いているので持ち運びしやすいです。
このクオリティのバッグが付属として付いてくるなんてK&Fは太っ腹です。
どこかのレビューで雲台を取らないと収納できないとか書いてますけど
僕が使っているのはそのまま入ります。
KF-TM2534Tの不満点
色んな機能が付いていて全体的に使いやすい三脚ですが不満点もあります。
この辺りが我慢できるならとてもいい三脚だと思います。
- 雲台のクオリティが微妙
- 重い(約2.0kg)
- 脚の可動部がチープ
雲台のクオリティが微妙
付属の雲台は自由雲台で90℃に曲がるし横方向に回転するし使いやすいです。
ただ、斜めにセットしてネジを締めるとカメラが少しお辞儀します。
この少し下がるのが撮影の際にかなりストレスになります。
ネジをかなり強めに締めても改善しないので仕様だと思います。
なので雲台は別途購入すると幸せになれると思います。
使ってみてストレスになりそうならすぐに購入することをオススメします。
重い(2.0kg)
これはもう仕方が無いんですが、2.0kgは重いです。
カメラバッグと三脚を担いで1時間ほど歩くと、もう体がガタガダです。
世の中にはこれより重い三脚がたくさんありますが非力な僕には2.0kgは重い・・・。
見た目はコンパクトなんですけどね・・・。
カーボン製の三脚ならアルミ製に比べると軽いですが、価格が高すぎて手が出ない。
しかもカーボン式でも1.8kgとか1.5kgくらいはあります。
この問題を解決するには筋トレをするしかないのかなと思います。
200~500gの軽さのために4万とか5万は出せないんです。
脚の稼働部がチープ
全体的に質感も良い三脚ですが、脚の可動部がすぐに壊れそうな感じがしています。
脚の角度を決めるフック式のレバーもガタが大きくて壊れそう。
1年使っても壊れてませんけど、チープで少し心配になります。
この三脚は本格的な三脚の入門モデルでコスパはすごく良いですが、
この辺りを少しケチってるないう印象を受けます。
ただ、もう一度言いますけど、1年使っても壊れていません。
いつかは壊れると思いますが、思ったよりは長く使えそうです。
まとめ
KF-TM2534Tは全体的によく出来ています。
コンパクトなので持ち運びもしやすく日常的にも使えるし旅行でも活躍できます。
この三脚はカメラ初心者がちょっと本格的なのが欲しいな
という要望に応える入門クラスの三脚です。
当然使っていると不満点は出てきますから、
そこからステップアップしていくと幸せになれると思います。
そのため、老舗の頑丈な三脚を知っている方にはオススメしにくいです。
三脚はカメラという高価な品を載せるアイテムです。
K&Fは認知度が低い上に中華メーカーなので大丈夫か?と思いましたが
三脚自体はしっかりした作りだと感じましたのでその辺りの心配は無いと思います。
そこそこ本格的な三脚が欲しい人はぜひ検討してみてください。